こんにちは、ファン助産院で2人のわが子を出産したみひまるです。
杉並区にあるファン助産院の口コミ体験談です。
ファン助産院で出産するイメージが付きやすいように、かなり細かく口コミを書きました。(なんと約5,000文字!)
長文になりますが、参考になればうれしいです。
この記事は2020年1月の情報です。
変わっている部分もあるかもしれませんので、最新情報はファン助産院に直接お尋ねください。
杉並区にあるファン助産院
杉並区の住宅街に位置するファン助産院。
JR中央・総武線阿佐ヶ谷駅から徒歩30分。京王井の頭線浜田山駅から徒歩15分。公共機関を使って行くには少し不便な場所にあります。
私は阿佐ケ谷駅から杉並区コミュニティバス「すぎ丸」に乗ったり、吉祥寺からバスで1本(30分ほど)で行っていました。
かわいい看板が目印の赤いレンガの一軒家です。
アクセス方法は公式ホームページに詳しく載っています。
助産師界で有名な院長杉山先生
長年、助産師をされており、とても有名な先生です。
市役所の助産師さんに「ファン助産院で生みました」という話をすると、必ず「あぁ!杉山先生ね!お元気?」と言われました。
私もファン助産院で生まれ、杉山先生に取り上げてもらいました。(そんな私ももうアラサー!)
ファン助産院のスタッフさんたち
院長である杉山先生、常勤助産師5名、パート2名、キッチンスタッフ3名で運営されています。
健診は助産師さん1人が固定でなく、そのときにいる助産師さんが担当します。
病院とは違って少人数なので、みなさんが私(妊婦さん)のことを覚えてくれるので安心で嬉しいです。
助産師さんは個性豊かですが、優しい中にも厳しさがある点は共通しています。
赤ちゃんとお話ができる助産師さんがいる
まさにスピリチュアル。
妊婦さんのお腹に手を当てて、赤ちゃんとお話ができる助産師さんがいます。
私も2人目妊娠中にやっとの思いで産休に入ったけど、上の子のお世話、やる事がたくさんでゆっくりできず、精神的にも肉体的にも疲れていたときに赤ちゃんの声を聞いてくれました。
『仕事で頑張ってきたの知ってるよ。あたしも一緒に頑張ってきたんだから。だから余計なことはせずに、無理せずゆっくりして欲しい』と言ってるよと。
このとき緊張の糸が切れたように何が込み上げてきました。
2人目は構う余裕がないけれど、お腹の赤ちゃんとの時間も大事にしようと思いました。
予定日超えたけどなかなか生まれてこないときなどに、赤ちゃんの思いを聞いてあげているようです。
実習生がつくことがある
ファン助産院では、年中実習生さんがいらっしゃいます。
1人目妊娠中は長期間の実習生で、私とマンツーマン、ポイント健診に一緒に行ったり、もちろん出産時も一緒でした。
ずっと一緒に赤ちゃんの成長を見てきてくれたので、退院時は涙涙の別れでした。
このような場合はきちんと事前に実習生が付いてもよいか、確認があったのでご安心ください。
病院ではなかなかできない体験。
この実習生さんとは今では立派な助産師さんになっています。
助産院の中はどうなってるの?
1階はキッチン、リビング、お部屋が2つ。
リビングでは最初の説明を聞いたり、助産師さんがお食事をしたりするところです。(健診のときも希望があれば有料で手作りランチを食べることもできます)
2階には診察部屋、お産部屋、入院部屋、浴室があります。
健診は2階の診察部屋で行われます。
入院のときの部屋は基本的には2階ですが、ショートステイの方がいらっしゃったり、兄姉がいる場合は1階になることもあります。
1階だと兄姉がきて、うるさくしても気にならないから嬉しい配慮。
2階への階段がちょっと急だけど、お産が進まないときの階段昇降には効きそう!
健診について
予約方法
基本的に電話での予約です。
また、健診にきたときに次回の健診の日を決めていくことが多いです。
健診はどんな感じ?
健診は基本的に午前中、その時間帯にひとりです。
なので周りを気にせず、じっくりと1時間かけて診察してくださいます。
土曜日も診察しているので働いてる方でも大丈夫。
どうしても午前中難しい場合には相談してみて下さいね。
- 毎回の尿検査、体重測定は自分でやる
- 診察時も赤ちゃんをみるだけでなく、いろんな話をしながら身体のケアもしてくれる
最初にお茶を飲んで身体を温めるところから始まるのですが、そのお茶がおいしい!(2種類のお茶をブレンドしてるそう)
浮腫んでたらマッサージ、身体を温めるテルミー、お灸、アロマで頭のマッサージなど。(別途費用は掛かりません)
正産期に入ったら乳首マッサージもしてくれて、産後母乳が出やすくしてくれます。
おかげさまでわが子2人とも最初から母乳がしっかり出ました。
エコー写真はもらえない
残念ながらエコー写真はもらえません。
基本的には心音の確認ですが、希望すれば3Dの赤ちゃんの映像を見ることはできます。
ポイント検診で行く、府中の病院ではエコー写真もらえます。
費用は?
助産院はその場では補助券が使えないので、実費かつ現金払いです。
詳しくこちらの記事に書いています。 ▶ 健診で補助券は同じように使える?
- 1回5,000円
- 37週からのNST込み5,500円
また安産のためのハーブティーやお灸を購入すると、別途費用が掛かります。
私はコーヒーが大好きですが、産休入ってからはコーヒーの代わりにハーブティーでリラックス。
そしてお灸も毎日していました。
お灸の効果は絶大です!
ポイント健診で府中の病院へ
定期的にファン助産院が提携している府中の森土屋産婦人科に受診に行きます。(ほかにも3つの医療機関での受診可能、詳しくは公式ホームページ記載)
またこちらの病院も駅から遠い、それだけが難点。
私は武蔵小金井駅からバス(20分ほど)で行っていました。
- 綺麗な院内、おもちゃもあり
- 夫、上の子連れOK
- インタネット予約可能
- 診察時の4Dの映像が専用のサイト経由でダウンロードできる
- 混んでいるので2時間以上は掛かる
- クレジット払いOK(これが地味にうれしい)
とにかく時間が掛かるので、上の子を連れてだと大変です。
土屋先生はベテランの男性医師です。
静かな物腰の先生ですが、安心感があり信頼できる先生です。
たまにお声が小さくで聞き取れないことがあったのでお耳をダンボにしてください。笑
火曜日は別の女医さんです。
助産院ならではの指導
- とにかく冷やすの厳禁
- 夏でもレッグウォーマで足首温めて
- 整体、ストレッチで身体(骨盤)を整える
- 食事は和食中心
- 甘いもの?ケーキ、チョコ?だめだめ
- 安産に向けてお灸やハーブティー飲んでね
- 正産期はいったらとにかく歩いてね
- 乳首・会陰マッサージも忘れずに
など…まだまだあります。
これも自分が持っている力で自然に赤ちゃんを生むための指導です。
この指導のおかげで初産にも関わらず、陣痛から5時間の安産でした。
2人目のときは、慣れないワーママ生活&上の子のお世話もある。
そのなかでしできることは着実に行い、こちらも陣痛からなんと1時間50分。
本当に身体づくりは大切です。
そのときは「大変、、めんどくさい、、」と思うかもしれませんが、産後、ちゃんとやっておけばよかった…後悔しますよ!
…と言いつつ、こっそりケーキとか食べちゃったり;
我慢がストレスになってもよくないから、その分運動したりすれば大丈夫!
ストレッチなどのクラスってどうなの?
お値段はクラスによりますが、1回4000円~です。
正直、私は産休ギリギリまで働いたので受けれたのは数回だけでした。
実際に体験したクラスでおすすめしたいのはストレッチです。
これが筋トレみたいにほっっっんとにキツイのですが、妊娠中はなかなか身体を動かす機会ないし、1回のストレッチだけで骨盤の左右の高さが整うのでぜひ受けてみてください。
このストレッチを覚えて家でもやっていました。
自分で身体を動かすのが億劫な方は整体がおすすめです。
こちらの費用はその都度クラスの先生に現金でお支払いです。
毎回受けていると費用も大変だし、この身体づくりの結果は産後に実感するので今は疑いたくなる気持ちもわかります。
経験者のわたしからただ言えるのはこの一言「身体づくりをしっかりするとお産が楽になりますよ!」
「あぁ、やっぱりクラスをしっかり受けておけばよかった…」となる前に!クラスを受講しておきましょう。
バースプランで希望のお産に近づけてくれる
出産近くになるとバースプランを提出します。
バースプランとは出産の計画のことです。
病院や産院に入院する際の過ごし方から、陣痛が起きた際にどうしたいか、分娩時の姿勢など、赤ちゃんが生まれるまで~分娩後に自分がどうしたいかを具体的に考えてプランにします。
例えば
- へその緒を夫の切ってもらいたい
- 夫、上の子に立ち会ってほしい
- 出産するとき〇〇のCDを書いてほしい
- ビデオを撮りたい
- 胎盤を食べたい(!)
など、どうぞ好きに書いてください!!
理想のお産に近づけてくれる、これが助産院のいいところの一つです。
入院生活
部屋の場所
基本的には2階の診察室の隣のお部屋です。
なので夜中に赤ちゃんが泣き止まなかったり、何かあったときにはすぐに来てくれます。
夜中に助産師さんを呼びたいときは?
お部屋に電話があり、内線で呼ぶことができます。
例えば、夜中に助産師さんを呼ぶ際、入院部屋が1階で夜勤の助産師さんが2階にいるときなど内線をつかいました。
基本的には隣の診察部屋にいらっしゃるので、声を掛ければすぐに来てくれます。
お食事
毎食、1階のキッチンで作っている栄養たっぷりのお食事です!
お部屋でいただきます。有料ですが、面会でご家族が来たときにも事前に伝えておけばご用意してくださいます。
こちらも詳しくは ▶ 食事は誰が作っているの?
入浴
入浴は産後2日目から好きなときに入ってOKです。(もちろんシャワーだけ)
一応浴槽はありますが、シャワーだけの想定なので広くないです。
冬は寒い。
アメニティ(シャンプーなど)
シャンプー、リンス、ボディーソープはあります。
ですが、旅行用の小さいのでもいいので、自分で持ってくることをおすすめします。
備え付けのものだとわたしは髪の毛がパサパサになりました…。
気にならない方、荷物に増えるのが嫌な方は持ってこなくて大丈夫です。
化粧水なども一応用意はありますが、こちらも普段自分で使っているのを持ってきた方がいいです。
ドライヤーはあります。
冬は脱衣所があまりの寒さだったので、ドライヤーを部屋に持っていって髪の毛乾かしていました。
でも、ちょっとしたことでも融通が効くところが助産院のいいところの一つだよね!
退院時の支払い方法
退院前日に書類と一緒に請求書を渡されます。
現金一括払いです。
もちろん現金を持ち合わせていないので、夫に連絡し、退院時に持ってきてもらいました。
最後に赤ちゃんの足形のプレゼント
退院時に杉山先生のメッセージ付きの足形のプレゼントがあります。
ほかにもメッセージを書く欄があるので、パパママから赤ちゃんへメッセージを書きました。
将来見返すのが楽しみです。(想像したら涙がでそう)
【おわりに】助産師さんがみんな寄り添ってくれて安心できる人
とにかく助産師さんみんなが親身になって、妊婦さんと赤ちゃんを第一に考えてくれる助産院です。
実家にいるみたいな雰囲気で、とてもリラックスして過ごすことができます。
なんと言っても、個性豊かな助産師さんたちが私は好きです!(途中にも書きましたが厳しさもちゃんとありますよ。)
本当にみなさん違って、お話してるととても楽しい。
そうしているうちに信頼関係を築くことができ、安心してお産に望めます。
ほかにも実際の声を聞きたいことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
長々と最後までお読みいただきありがとうございました!
ファン助産院のFacebookは日々更新されていておもしろいのでぜひ見てみてくださいね♡