【片頭痛歴15年目の体験談】閃輝暗点あり、私の予兆・症状・対処法

片頭痛って本当につらいですよね。残念ながらこのつらさは経験者にしか分かりません。

私も高校生の頃には発症し、15年も片頭痛と付き合っています。（現在進行形）

片頭痛は薬を飲んだからといって治る病気ではなく、慢性的なものなのでずっと付き合っていかなくてはなりません。

そのため、どのタイミングで片頭痛が起きるのか？自分なりの予兆を把握し、早めに対処することが大切です。

片頭痛にお悩みの方に少しでも参考になるように、私の片頭痛の【予兆・症状・対処法】をまとめました。

あまりに頻回だったので病院で検査をした結果

2010年頃、片頭痛があまりに頻回で脳に問題があるのではないかと心配になり、脳神経外科を受診しました。

MRIなどを撮った結果、特に問題はなく一般的な片頭痛であることが判明。

脳腫瘍などの大事に至らなくてホッとしました。

そして、片頭痛は治る病気ではないので一生付き合っていかなければならない。

そのため片頭痛が起きた日をメモするなどして、予兆を把握して、早めに対処できるようにすることが大切だ。

と医師からアドバイスがありました。

病院で処方された薬はどうだったか

• 通常の痛み止め(ロキソニン、カロナール等)
• 片頭痛専用の薬

片頭痛専用の痛み止めというものを貰いました。(当時は自費のため1錠500円…！)

この薬は片頭痛になりそうなときに飲まないと効果が出にくい薬です。

よいタイミングで飲めると、この後のひどい頭痛や吐気などを抑えてくれます。

しかし効かないとひどい頭痛なのに、痛み止めも飲めないのいう最悪の事態。

結局、効果がないとそのあとの痛み止めが飲めなくなるリスクを避けたかったので、あまり使用しなかったです。

20歳を過ぎて閃輝暗点が増えた

私の片頭痛は「頭痛→嘔吐→治る」でしたが、20歳をすぎた頃から「閃輝暗点→頭痛→嘔吐→治る」になりました。

閃輝暗点(せんきあんてん)とは突然視野の中にギザギザした光の波がでてきて、四方に拡がり、その場所が暗くはっきり見えなくなる現象です。

引用元：つつみ眼科クリニック

よく太陽を見たあとにチカチカが残りますよね？それが視界に残り、だんだん大きくなって、視界が見えなくなります。

そして閃輝暗点が治ったと思ったら頭痛がやってくるようになりました。

予兆

• 起床時、目の焦点が合わないとき
• 明るいものを見てしまったとき(太陽光、蛍光灯、パソコンの光)
• 低気圧(雨が降る前日、台風)
• 季節の変わり目(天候が安定しない)

天候の面からすると、梅雨の6月と台風シーズンの9月はほぼ毎日片頭痛があったときもあります。

起床時は朝起きたときだけでなく、朝の通勤時に電車で寝てしまい、起きたら片頭痛…というときも。

ストレスが要因となる方もいるようです。

症状

• 閃輝暗点
• ガンガンする頭痛(場所は特に決まってなかった)
• 必ず嘔吐する吐気

私は必ずこの3つです。

閃輝暗点は視界が見えなくなるので、仕事できる状態ではありません。

そして片頭痛の名の通り、本当に頭痛がつらいです。

この気持ちは経験者にしか分からないので、会社に片頭痛持ちの方がいたら、ぜひ寄り添っていただけたら嬉しいです。

対処法

• 暗く静かな環境にして寝るのが一番(できないときは目を閉じる)
• 冷えピタを貼る(血管が拡張して生じる痛みなので暖めるのはNG)
• どうしても治さなければいけないときは無理やり嘔吐する

とにかく暗く静かな環境で寝ること。私のベストは閃輝暗点になったら頭痛薬を飲んですぐに寝る！

仕事中で難しい場合には、トイレで目閉じて耳を塞いで15分〜30分ほど篭っていました。

そして閃輝暗点が治ったら、すぐに頭痛・吐気がやってくるので嘔吐するという荒治療をしていました。

治まれば嘘のように元気になる

嘔吐をすると嘘のように頭痛が治ります。(頭が重い感じは残りますが)

それが故に「さっきまで頭痛って言ってたじゃん？今元気じゃない？本当に頭痛だったの…？」と内心思っている人もいたと思います。

早くて2時間後には普通に仕事をしていたときも。

でも本当につらい頭痛なんです。

妊娠中は片頭痛が落ち着いた

安定期5ヶ月以降、妊娠中は片頭痛がありませんでした。

はっきりと原因は分かっていませんが、女性ホルモンが安定しているからだと推測されています。

また、私の母いわく歳を取ったら片頭痛がなくなったとも言っています。

【まとめ】自分なりの予兆を把握して対処できるようにするしかない

何度も記述しているように、片頭痛は「自分なりの予兆を把握し、早めの対処をできるようにする」ことが唯一の治療法です。

一生（？）付き合っていかなければならないので、自分の場合どんなタイミングで片頭痛になるのかを把握することが大切。

そのなかで私の体験談が参考になれば幸いです。

もし頻回になったり、心配な方は一度脳神経外科を受診することをおすすめします。

【おまけ】片頭痛と偏頭痛の違い

なんと「正しい漢字」と「誤りの漢字」の違いです。

「片頭痛」が正しく、「偏頭痛」は存在しません。

予測変換で偏頭痛という漢字が出てきてしまうので、誤って使用する人が増えたのではないかと言われています。